読んで楽しい!
聞かせて楽しい!!
今月もそんな絵本を紹介します。
今月は5冊です。
先月の絵本

マイク・デービス サンドウィッチマン(作) 杉崎貴史(絵)
【あらすじ】
留学生のマイク・デービスは今日からファミレスでアルバイトを始めます。
しかし日本語に不慣れなマイクは言い間違えばかりをしてしまいます。
はたしてまともにアルバイトができるのか…。
【感想】
サンドウィッチマンのコントが絵本になった!
ちゃんとネタが再現されています。絵だから表現できる部分もあって面白いです。
子供受けもよく、マイク・デービス読んでと、せがまれました。
ただ、元ネタを知っているからこそ、読むのが難しい。
私が読むセリフが下手でボケ、ツッコミが上手く表現出来ませんでした。
あらためてサンドウィッチマンの凄さがわかります。
こんとあき 林明子
【あらすじ】
「あき」のおもり役として、おばあちゃん家からやってきた、きつねのぬいぐるみの「こん」。
あき の成長と共に、こん もだんだん古くなり、とうとう腕がほころんでしまう。
こん と あきは、おばあちゃんに直してもらう為、さきゅうまちまで2人で向かいます。ところが、道中様々なハプニングが…。
【感想】
こんが「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、あきに心配をかけまいと言うセリフにグッときます。あきのこんを心配する優しいところも最高です。
お互いを思いやる2人の友情、ハプニングを乗り越えていく姿に目頭が熱くなります。
言わずと知れた名作。読んだあと、ほっこりして優しい気持ちになります。
子供も私も大好きな作品です。
わるものパパのだいだいだーいファン 板橋雅弘(著)サトウマサノリ(絵)
【あらすじ】
公園でパパを待ちながら壁にボールを投げていたら、ベンチに怪しい男が…。
なんとその男の正体は正義のレスラー、ドラゴンジョージだった。
パパがくるまでドラゴンジョージとキャッチボールをすることになった。
そこでパパの過去が明らかになる…。
【感想】
先月紹介した、パパのしごとはわるものですシリーズ第三弾。
ドラゴンジョージのセリフにドキッとしました。誰だって正義の味方の時もあるし悪者になる時もある。正しくあろうとするのに疲れてしまう時だってある。
主人公を子供扱いせずに、きちんと向き合い話をするドラゴンジョージ。カッコいいです。
今作も正義とは?悪とは?という問いかけと、主人公の心の葛藤が丁寧に描かれていて素晴らしい。
このシリーズは全部オススメです。もちろん子供受けも良かったです。
いとしのロベルタ 佐々木マキ
【あらすじ】
わたしのロベルタが居なくなってしまった。
紳士はロベルタを探して歩き回ります。
ロベルタは見つかるのか…。
そしてロベルタの正体とは…。
【感想】
おじさんが延々とロベルタへの想いを呟きながら探し回る、シュールな絵本です。
絵がいいです。毎ページ、変な生き物が描かれています。そして落ちも最高。
何回も読みたくなる絵本です。
同作者の絵本「ムッシュムニエル」シリーズが好きな人は是非!
くまさんのおたすけ えんぴつ アンソニーブラウン(作)さくまゆみこ(訳)
【あらすじ】
書いたら本物になる不思議なえんぴつ。くまさんが散歩に出かけると、怪しい奴らが後をつけてくる…。
ハンター vsくまさん
くまさんは逃げきれるのか!?
【感想】
おもしろい!かわいい!癒される!
かわいい見た目とは裏腹に頭の切れるくまさん。見事な切り返しでハンター達の罠を抜けていく、クールなくまさんがいいです。
また背景も良くみると色々なものが描かれていて見所もたくさんあります。
私も、おたすけえんぴつが欲しい!