現代人必読!! 漫画 「shrink 精神科医ヨワイ」は読む精神安定剤

 

  • 現在、ギリギリがんばって生きている人
  • ストレスMAXの人
  • 色々疲れ果てている人
  • 疲れて、社会活動をお休みしている人
  • 不安な毎日を過ごしている人
  • 精神疾患と共に生きている人

そんな方々必見!

 

癒しと勇気と希望を与えてくれる

「shrink 精神科医ヨワイ」

を紹介致します!

 

この漫画は精神医療を題材にした漫画です。

難しい本よりも手軽に、わかりやすく精神医療について知ることができます。

 

この記事では下記の内容を紹介していきます。

  • 全ストーリーあらすじ
  • オススメポイント
  • 無料で読めるアプリ
  • うつ病経験者のレビュー

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

結論

 

精神疾患は他人事じゃない!!

 

ストレス社会に生きている全ての皆様に読んでもらいたい漫画!

精神の病というと「他人事」「自分には無縁」と思いがちですが、とても身近に潜んでるんです。

そして、偏見が多く、正しい知識や情報が手元に届いていない人が多いんです。

かくいう私もそうでした。

この漫画では精神疾患の症状、心のケア方法、助けてくれる場所や制度。

こういったことがわかります。

これらについて知っておくと、周りも自分も救うことができます。

読み応えもあるし、読後の爽やかさもいいです。

 

単純にいい漫画なんで読んでください!

 

全話あらすじ紹介

 

ネタバレ要素は少しありますが、この漫画はネタバレしたら面白さが半減するようなものではありません。

また、気になる話だけ買うのもいいと思います。

第1巻

パニック障害

雑誌編集者の 北野 薫子(32)は、電車で移動中に突然、発作が起き過呼吸になってしまう。

たまたま、その場に居合わせた弱井に助けられるも、会社でまた発作が…。

救急車で病院に搬送されるも、異常なし。

医師に精神科を進められるが、気が進まず心療内科を受診するも誤った診断をされてしまう。

薬を飲んでいるのに発作が治まらない…。

電車に乗れなくて困っていた彼女は、駅で再び弱井を見つけ助けを求める。

 

 

微笑み うつ

ウォーターサーバー営業の 藤木 慎吾(36)は慣れない営業業務で成績が悪く、上司から厳しく指導されてしまう。

ご飯を食べても味がしない、悪夢を見てまともな睡眠が取れない日が続く…。

そんな中、藤木は弱井のクリニックにウォーターサーバーを設置しに訪れる。

そこで、弱井は藤木の異変に気づき、受診をすすめる。

結果は「抑うつ状態」

薬をもらうが飲むことを拒否し仕事を続けた。

症状が悪化し、仕事でミスをしてしまう。

上司からの行き過ぎた指導に藤木の心は折れてしまい、無断欠勤から休職へ。

 

 

第2巻

大人の発達障害

塾講師の 才賀 真美(32)は周りの人間とうまく接することができない。

悪口を言われても気付かない、言ってはいけない事を発言するなど、空気の読めない才賀に周囲は困惑してしまう。

人に注意されたり、怒られるのだがイマイチ ピンとこない。

何かがおかしいのはわかるが、その原因がわからず苦しんでいた。

そんなある日、コンビニで雑誌の特集「大人の発達障害」を読み自分に当てはまるかもと思い、弱井のクリニックをおとずれる。

知能検査、精神検査の結果、自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断される。

 

 

双極性障害

ラーメン屋店長の 谷山 玄(35)は20連勤もこなすタフガイ。

ある日、仕事に行こうとしたら玄関から一歩も動けなくなってしまった。

病院に行き、「うつ病」と診断され、休職。

しかし、休職中の行動が何かおかしい。

部屋がピカピカになるくらい掃除したり、大量に買い物をしたり、イライラが止まらなかったり…。

そんな中、店で店員に詰め寄る谷山に弱井が遭遇する。

店での谷山の様子を見て、弱井は「うつ病」ではなく「双極性障害」の操状態ではないかと感じる。

自分でわかっているが止められない衝動。

谷山は、どうなってしまうのか…。

第3巻

摂食障害

声優の 青木 佳鈴(26)は看護師 雨宮の同級生。

彼女は、度重なるストレスにより過食嘔吐を繰り返していた。

そんなある日、低血糖で倒れ病院に搬送され入院。

自分が太っていると思い込み食事を取ることを拒む「神経性やせ症」という摂食障害だと判明する。

その後も仕事はうまくいかず、仕事相手からのセクハラもあり、またストレスで大量に食べては吐くの悪循環にはまってしまう。

そして、彼女はどんどん追い詰められていき、ある犯罪を犯してしまう。

精神科医がもっとも非力さを感じるとも言われる「摂食障害」

弱井、雨宮は彼女の心に寄り添えるのか…。

 

第4巻

PTSD

システムエンジニアの 冬室 涼(32)は歯医者で治療中、急に体がしびれ過呼吸になってしまう。

その後、度重なる発作から弱井のクリニックをおとずれる。

頑なに自分の事を話したがらない冬室。

実は東日本大震災の被災者だった。

いまだに癒えぬ傷…。

震災で、彼の身に何が起きたのか。

第5巻

パーソナリティ障害

バー店員の 小山内 風花(30)は、気まぐれで自由奔放な寂しがり屋。

そんな、彼女は異性の目にとても魅力的に映る。

しかし付き合う人は、最終的に疲れ果てて彼女の元を去っていく…。

常に孤独と不安を抱え、自傷行為を繰り返す。

そんな彼女に弱井は冷静な態度で診察を行うが、「何もしてくれない ヤブ医者!」と弱井のクリニックを飛び出す。

その後、別のクリニックに通い、自分の求めた理想の医者を見つけた!と思ったのだが…。

第6巻

アルコール依存症

不動産会社社員の 関根 匠(33)は、普段は口下手なのだが、酒が入った途端に豹変してしまう。

ストレスや眠れない時には酒を飲む。

度を越した飲酒を続けた彼は飲酒が原因で仕事で重大なミスを犯す。

会社から、アルコール依存症を疑われ、弱井のクリニックへ。

もう1人、重度なアルコール依存症に苦しむ 坂下 道夫(58)。

彼は過去、病院に強制入院させられたことがあり、医者が大嫌い。

「酒が飲めなくなるから入院なんて絶対にしない」と言ってしまう。

しかし、あることをキッカケに彼は入院を決意する。

2人の共通点とは…。

 

第7巻

産後うつ

主婦の 家入 稲穂(36)は第一子が誕生したばかり。

夫の 家入 太一(36)は食品会社営業マン。

第一子が生まれる前に妻と一緒に大阪から東京へ転勤してきた。

 

育児に関してわからない事ばかりで悩む彼女。

毎日、家の中でこどもと2人きり…。

「母親なんだからしっかりしなくては!」

「家事も完璧にこなさなくては…」

その思考が彼女の心を徐々にむしばんでいく。

一方、会社の激務と育児の板挟みになった夫の 太一。

ある出来事を境に夫婦関係に亀裂が入り、家庭内はピリついた雰囲気に…。

子育て世代の夫婦に必要な事とは…。

 

マーガレットが咲く丘

尾上 真紀(36)は、夫からDV(ドメスティック・バイオレンス)とマインド・コントロールを受け正常な判断ができない状況にあった。

そんな中、彼女はお腹の子を守りたい一心で教会に逃げ込んだ。

しかし、安息できたのも一時的。

夫が教会に乗り込んできたのだ。

弱井は夫から彼女を守ることができるのか。

精神保健福祉士 岩国 真紀の過去編です。

 

 

この漫画のココがいい!

原作者の七海仁先生のインタビューや、私が読んでいてココがいい!と思ったポイントをお伝えします。

 

ちゃんとした取材を基に制作されている

 

「精神科医や当事者の方への取材をし、そこで得た情報をベースにストーリーを描くように心がけている」

 

だから、リアルで刺さる内容なんだなと思いました。

物語はフィクションであっても、事実に基づいた内容なので学びになります。

読む人への配慮がされている

 

「心が不安定になっている方や、精神疾患を抱えている方に誤った情報を与えない。」

「余計な不安を煽ったり、実際に苦しんでいる方たちに悪影響が出ないように気を付けている」

 

これは、かなり重要なポイント!

読んでてツラくならない、悲観的にならないという配慮はありがたい。

不安を煽らない、間違った情報がないので安心して読むことができます。

 

精神疾患の人の気持ちがわかる

 

弱井先生が病について話したり、今患者さんがどう感じているか、患者さんはどういう風に世界が見えているのか、周りの人は本人にどう接したらよいかということが描かれています。

もちろんケースバイケースですし、この病になったら絶対こうなるというわけではありません。

ですが、こういう症状があらわれるのか、こういう風なのか、と理解することで自分や身近な人の異変に気付けるし、早めにケアすることができると思います。

 

精神科に行く敷居が下がる

 

精神科というと、「暗い」「怖い場所」「行ったらヤバイ場所」というイメージが先行して中々、足が向かない場所です。

しかし、欧米では「失恋した」「ペットが亡くなった」など、ちょっと気分が落ち込んだら予約して話を聞いてもらう。

精神科はそんな場所なんだそうです。

作中で「もっと精神病患者が増えればいい」と弱井先生が言っています。

日本もそれくらい気軽に精神科を受診できるようになればいい。

そうすれば、ひとりでも多くの患者を救うことができる。

そういう想いが込められたセリフだそうです。

 

私も「もうダメだ。限界だ」の一歩手前になったら迷わず駆け込もうと思います。

 

読んだ後、気持ちが温かくなる

 

  • 弱井先生の温かい言葉
  • 否定的なことを言わない
  • 患者さんに真剣に向き合う姿勢
  • たまにユルくなるところ
  • 患者さんが回復していく様子

そういった所に癒されたり、励まされたり、勇気をもらえたり。

読んだ後、自己肯定感が上がります!

必ずハッピーエンドで終わるように意識している描かれてるそうです。

 

巻末に困った時の相談先が載っている

 

  • 全国の保健所
  • いのちの電話
  • 精神科救急医療機関 案内
  • こころの健康相談など

 

困ったら、助けてもらえるサイトや場所、相談窓口が載っています。

これだけでも知っておいた方がいい情報です。

 

無料で読めるアプリ

 

ゼブラック

ゼブラック

SHUEISHA Inc.無料posted withアプリーチ

 

いくつかのサイトやアプリで見れたりしますが、私のオススメは「ゼブラック」

集英社のアプリです。

たまに○巻まで無料があったり、無料チケットで5巻分くらい読めます!

 

まとめ

 

弱井先生はみんなの主治医

 

  • グランドジャンプで連載中
  • 第5回さいとう・たかを賞を受賞
  • 精神医療漫画
  • きちんと取材されて作られている
  • 読む人に配慮され製作されている
  • 読んだ後、温かい気持ちになる
  • 大人だけじゃなく子供も読むべき
  • ハッピーエンドだから安心
  • 誰もが精神疾患と隣り合わせで生きている

 

悩んだり、心がモヤモヤしたら

「新宿陽だまりクリニック」へ行こう!

 

過去、うつ病を経験した友人に読んでもらい感想を頂きました。

うつ病経験者の感想

こんなに親身になってくれる先生は、残念ながらリアルには存在しない。

だけど、こういう先生は居てほしいと本気で思う。

自分の経験では先生は、もう少しドライで、話を聞いてくれるのはカウンセラーさんだった。

国の支援制度の紹介や病院以外の頼れる場所の情報、考え方や心のケア紹介とかもあって実用的だと思う。

ストーリーも実際にありそうなことばかりでリアル。

派手な展開はないけど、少しのシビアと少しの笑い、学びと癒しがあって面白かった。